suzuki314   東京下町  leathercraft

中野ブロードウェイにてアメリカンビンテージ好きが宝探し。【時代の移り変わり個人的見解】

アバター
WRITER
 
中野ブロードウェイ







この記事を書いている人 - WRITER -
アバター
東京の下町で、日々革ものづくり。 工業用ミシンで仕立てる革バッグデザイン教室・レザークラフトワークショップをおこなっています。サブカル目線での研究・考察が好き。
ファイヤーキングをはじめとするミルクガラス。ミッドセンチュリーインテリアの代名詞ともいえるイームズ。

動物もまゆ毛があって正解!可愛いラバードール。チェカーズフラッグの床に赤いチェア、そこで食べるチリドッグ、さてドリンクは何にする?

 

このあたりのワードにピンときたあなた。

アメリカンビンテージがお好きですね?

 

アメリカンビンテージ雑貨が好きな20代女子的目線で、中野ブロードウェイを楽しみ、時代の流れを少しだけ考える話である。

 

サブカルの聖地である中野ブロードウェイ

 

東京都中野区にある商業施設「中野ブロードウェイ」

ここは様々なお店が揃う。サブカルの聖地と言われるゆえん、それは漫画・アニメ・フィギュア・コイン・時計・アート・・・・ありとあらゆるコレクターアイテムが狭小の店内に所狭しと並ぶ。

ミニカー専門店の隣は中華料理店だったり、フィギュア専門店の隣に美容室があったり、超高級時計が売り買いされているかと思えば、激安洋服が並んでいたりと。
日常と非日常がごちゃごちゃ入り混じる・まさにカオス。

 

この雰囲気が「サブカルの聖地」という言葉を生み出したのだろう。

ぜひ興味のある方は「中野ブロードウェイ フロアマップ」で検索して欲しい。その店舗数、カオス感に驚くと思います。

 

ヴィンテージ雑貨を探しに中野ブロードウェイへ

 

私は2005年から2015年頃、中野ブロードウェイへ行くのが楽しみの一つだった。

 

頻度は半年~一年に1回。

理由は、普段の生活ではかなり節約を心掛けていたため、半年~一年に1回くらいのご褒美を自分に与えよう。欲しいもの3000円までなら買ってもヨシ!と決めていたからだ。

私にとってのお宝は2つある、まずこれだ。




 

アメリカンヴィンテージ雑貨である「ミルクガラス」

アメリカの大量生産・大量消費が生み出したミルクガラス。
名前の由来である「乳白色」でありながら独特の透明感を兼ね備える耐熱ガラス製のキッチンウェアだ。特にマグカップの「形・色・プリント・出来栄え」において、種類は限りなく無限に近い。
1940~1970年代まで製造されていていた。

特に出来栄えにおいて、

  • あぁ、形が正円じゃなく歪んでる。
  • プリントミス発見!かなり線からズレてるっ。
  • ガラスの練りムラがあるな。層になって見える。

 

などなど。大胆またはおおざっぱともいえる大量生産商品made in アメリカ。

同じものは一つとない。そのためコレクター心をくすぐるのだ。

 

ファイヤーキングのマグカップ

写真は鈴木が初めて手に入れた「ミルクガラス」
ファイヤーキングマグカップ・アップルオンザマット

 

「ケロッグ社」のアドバタイジングキャラクター

次に

子供の頃にお世話になった方も、いまも好んで食べている方も多いと思うコーンフロスティやフルーツグラノラで有名なケロッグ社。
そのケロッグ商品のパッケージに描かれているキャラクター。可愛いと思いませんか?
私、鈴木は大好きなんです。

Ggggggggreate!!のトラも(=トニーといいます)、いつの間にかリストラされたゾウも(=メルビン・・・悲)。

そしてなにより日本のスーパーではしばらく販売されていない、な輪っか状のシリアルが特徴のフルーツポン(またはフルーツループの呼び名)のキャラクターのオウム=トゥーカンサム!!!が大好きなんです。

 

日本においてケロッグキャラクターグッズはあまり人気がないのか、なかなかお目にかかりません。一部ファッションメーカーがキャラクターを用いているくらいかと。

ケロッグ社フルーツループ

写真は友達がアメリカと台湾のお土産として買ってきてくれたフルーツループ

 

そんなわけで私は「ミルクガラス」「ケロッグキャラクターアイテム」をお目当てに、ごちゃごちゃカオスなサブカル&ポップカルチャーの聖地・中野ブロードウェイへ足を運んでいた。

 

2005年~2015年、そして2019年。中野ブロードウェイの移り変わり

 

2005年初めて中野ブロードウェイへ行った時の感動は今も覚えている。

中野駅北口から延びるアーケード商店街をひたすら突き抜けるとビルの中に入る。そのまま進むとエスカレーターがあり3階へと運んでくれる。天井が低い。自分は今どこにいるの?どこで何を探せばいいの?小さなお店がたっくさん!!

ワクワクする気持ちが止まらなかった。4階から地下1階までグルグル見て回った。

 

一度でも中野ブロードウェイへ行ったことがある方なら共通の感想を持つだろう。

  • 4階シャッターだらけじゃん。不思議空間に迷い込んだ。
  • 地下1階って食品や日用雑貨のお店なの!?
  • デイリーチコの8段ソフトクリーム・・・チャレンジしちゃう?
  • あれ?ここ3階?2階じゃないの!?

そして私は行く度に、何かしら私にとってのお宝を探し出していた。

ミルクガラスかケロッグキャラクターで3000円以内・年に1個か2個のみ。
この制限があるからこそ「探し出す」感覚があり、楽しかったのだと思う。

 

事実、買って後悔したものは一度もない。全てが大好きで宝物と思っている。

 

中野ブロードウェイにあるおもちゃ

写真は中野ブロードウェイにある「ROBOTROBOT]というお店のショーケース
許可をいただいて写真撮影しています(2019年)

 

しかし回数を重ねていくうちに、中野ブロードウェイの変化に気づく。

 

2005年頃

2005年当時は2000年前後のアメリカンミッドセンチュリー・裏原系・コレクタブルトイといったブームの名残りがまだあった為か、それを扱うお店がいくつもあった。
あの店とこの店どっちが状態が良いかな・安いかな、と行ったり来たり比べて買い物を楽しんでいた。
メディコム・トイ社のキューブリックやベアブリックなどのコレクタブルトイは、いろんなお店で大なり小なり扱っていた。

それと子供向けのアーケードゲーム(ムシキングやラブ&ベリー)を、大人たちが大勢で夢中になって声を出して遊んでいるのを横目で見ていたのも懐かしい思い出。

 

2010年前後

2010年前後、その頃には行く度に「まんだらけ」というお店が増えている印象があった。

もともと中野ブロードウェイは高級ファッションビルだったのが、近隣の新宿や吉祥寺の駅ビルに客足を取られたこともあり、次々とブティックが撤退していった。今のサブカルの聖地のいしずえを築いたのは1980年に「まんだらけ1号店」が出店したからである。

 

「まんだらけ」はレトロフィギュア専門・電車専門・カードゲーム専門というように、細かく店ごとにジャンル分けされている。
広い買取センターも備えている。それに伴い、プライズ品(ゲームセンターのUFOキャッチャーなどの景品)を扱う店が全体的に増えたと感じた。
プライズ品は少年ジャンプなどの漫画・アニメのキャラクターが多いように思う。

 

それ以外で思い出せるのは、ブライスをはじめとして、スーパードルフィーを取り扱うお店も数店あったと記憶している。コスプレの衣装やウイッグのお店も。あと変わったところでは、ミリタリー系マイクロジオラマ専門店もあった。あぁ、アイドルグループの写真も2010~2015年がピークかも。

私が好きなアメリカンビンテージ雑貨は全体的には減ってはいたが、行く度に立ち寄るのを楽しみにしていたお店は4~5店はあった。





 

2015年前後

2015年前後、あれ?私、お目当てのアイテムを探せる気がしない・・・
そう思った。
まず、「まんだらけ」はさらに増えた。漫画やアニメのキャラクター好きには嬉しいことだろう。

私の好きなお店が・・・ビンテージ・アンティーク品を扱う店が見当たらない。店主都合でたまたまシャッターが下りていて気が付かないこともあったかもしれない。でも毎回見当たらないとなると、お店を移転したか廃業したのだろう。
値段が高くて買えないけど毎回眺めていた、ウランガラスの置物も、いつか欲しいなと思っていたビンテージのサクランボのイヤリングも、もう探せない。お店の名前も覚えていない。

3階は高級時計の売り買いの場が増えたな・・・
なんだかもういいや・・・このまま高円寺に雑貨屋巡りに行こ・・・・

 

ブームとは

長々と「移り変わり」なんて言葉を使ってはみたが、2005年からの10年程で、中野ブロードウェイ内で私の好みの店が減っただけの話だ。
そもそも中野ブロードウェイに限ったことではない。

 

「ミルクガラス」で考えてみると、ブームは2000~2008年だったと思う。
2006年頃まではヴィッレジバンガードでも必ずマグカップ何個かはショーケースに入っていたはずだ。その後は見当たらない。

推測だが、この頃円安が続いたのと需要と供給の差、それと空輸運賃の値上げによって、値段は上がる一方だったと思う。
アメリカンミッドセンチュリーを一過性のブームと捉え興味が薄れた人、ちょうどその頃、IKEAやH&Mなどが日本上陸し、いつしか北欧ブームに。私はここ最近まで北欧ブームがあったことに気が付いていなかったが、ムーミンやリサ・ラーソン、マリメッコ、イッタラやアラビアといったキーワードは私の目にも耳にも何度も入っていた。この辺りが「ミルクガラス」ブームが下火になった要因かもしれない。

子供の頃から、いつかファイヤーキングのジェダイカラーのマグカップが欲しい。そう思っていた私には、少しだけしんみりする時代の流れだ。

 

ブームの定義が難しいが、
一般消費者の立場からすると「モノ」に関しては、浅く広い情報(たまには深い)をもとに個人輸入などの手間や苦労をすることなく、手に入れる環境が用意され、消費者の一部が短期間に流れ込む。といったところだろうか。

 

さて、そんな小難しい考察は置いて、2019年、私は約5年ぶりに中野ブロードウェイへ行った。

目的はもちろん変わらない。「ミルクガラス」「ケロッグキャラクターアイテム」お宝探しだ。

お目当てのアイテムを発掘できたのか、この5年で中野ブロードウェイは変化しているのか。真冬だが、8段ソフトクリームにチャレンジするのかは、長くなったのでまた今度のお話で。

 

 

 

この記事を書いている人 - WRITER -
アバター
東京の下町で、日々革ものづくり。 工業用ミシンで仕立てる革バッグデザイン教室・レザークラフトワークショップをおこなっています。サブカル目線での研究・考察が好き。

- Comments -

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

Copyright© ココロネ革教室 , 2019 All Rights Reserved.