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転んで怪我して3針の縫い目。その後の傷跡は・・・

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転んで怪我して3針の縫い目







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東京の下町で、日々革ものづくり。 工業用ミシンで仕立てる革バッグデザイン教室・レザークラフトワークショップをおこなっています。サブカル目線での研究・考察が好き。

鈴木は目が悪い。そして人より3.14倍ポンコツだ。

30年以上これと付き合っているのに、その日は来たのだ。

 

時は唯一、皆、平等に与えられている。そう、その日、あの瞬間は確かに違った。

 

私の時間概念は変わった。ここが5次元の世界なのかとさえ錯覚する程にだ。

 

THE・スローモーション!!

 

これは夜、自転車で転んで、雑な造りのコンクリートによって、生涯を共にする3針の縫い目を得た者にしか味わえない感覚なのかもしれない。

 

どうして自転車で転んで怪我したの?

 

普段はあまり通らない、暗い小道だった。鈴木はふと疑問が浮かんだ。

「この先は階段かな?スロープかな?」

一旦、自転車から降りて確かめた。

 

「うん。スロープか。」

再び自転車にまたがり、ペダルをこぎ始めた。
そう、3秒前までは少なくとも自分というものを信用していた。
今後は一切信用しない。

右足で力強くこぎ出した瞬間に脳が理解したのだ。

 

「うん。階段だったのかーーー。」

 

 

一瞬の出来事のはずだが、すべてをはっきり記憶している。

なぜなら私が時を追い越したからだ。
そして、アゴに痛みを感じたのと同時にポタポタしたたる何かに気が付いたのだった。





 

縫わなきゃダメだ

 

頭は間違いなく打っていない。むんずと立ち上がり、ひとけのある場所まで何とか来た。

「私を交番まで連れていって下さい。」

優しい人が近くの交番までついて来てくれることになった。優しい人の私を見る表情は、私が初めて見る表情だった。

この時は、ポタポタを洗い流すために交番で水道をお借りしたい。そう思っていただけだった。

声かけるの?


交番までの道すがら、私は声をかけられた。

 

控えめに言うが、

服はケチャップまみれ、アゴからは決して両手を離さない、近づき難い人間の私にだ。

 

その私に正面から声をかける。

「浅草駅はどこですかー?」

「あっち!」 全身を使って方向を指示した。なぜなら両手がふさがっているからね。

 

なぜ一緒にいる優しい人に声をかけない?明らかに優しい人だぞ。

えっ、救急車?


交番に着いたら、おまわりさんが数人対応してくれた。

事件じゃないよ、ただの怪我。水道貸してと願う私。
手を外してごらんとおまわりさん。

 

そして本日2回目の初めて見る表情・さらには謎のワード

 

「鏡があるけど、決して鏡を見てはいけないよ。」

 

その言葉通り洗面台をお借りした私は、手を洗うことに集中した。

救急車、呼んだからね。

おまわりさん1

へっ?

鈴木

大丈夫ですよ~。手のケチャップがキレイになったので、なんとかなります。

鈴木

両手を離さないと電話も出来ないよ?

おまわりさん2

そう、この頃には両手の立ち位置は、すっかりアゴとお決まりになっていた。
でも、でも、、、と渋っていると、
「あなた税金払っているんでしょ?こんな時はその権利を受けなさい。」と言われた。

みんな優しい人ばかりだ。





 

病院へ。キレイに縫えないけどいい?

 

病院に着いた。レントゲンを撮ったり、傷の具合を見て、お医者さんが一言。

「僕、形成外科医じゃないから、キレイに縫えないけどいい?」

 

いや、ヤダと言ったってパックリは治らんでしょ。縫っていただいた。
手首も擦過傷があり「どっちも傷跡残るな、こりゃ。」と宣言されながらも治療は進んだ。

 

お会計は保険証を持ち歩いていなかったため、10割負担でいったん請求書が出された。
さらに所持金が1500円ほどだったため、1000円のみお預けすることになった。

後日保険証を提示すれば、3割負担になるからね。と丁寧に説明してくれた。

 

病院からの帰り、お迎えを誰かにお願いするように言われた。
万が一頭を打っていて、帰り道で倒れちゃったらどうするの?と。

時間が23時を過ぎていたし、自宅まで歩いて20分だったので、ひとりトボトボと帰った。

 

怪我をして3針縫う

 

その後、傷跡は?

 

その後は数日に1回のペースで消毒と絆創膏の張り替えのために通院した。

2週間以内には抜糸も出来た。

 

抜糸後の注意点としては、日焼け(紫外線)によって傷跡が残りやすくなるので、気をつけて。くらいだ。

 

しばらくは、傷と縫い目がぷっくら腫れていて、ふとした瞬間、触れた時に感じる痛みと、紫外線予防のために大きめの絆創膏を貼って過ごした。ケシミンクリームは、夜にしっかり塗り込んだ。

その他、アゴの関節を痛めてしまい、口が思うように開けられなかったので、半月ほどはおかゆとゼリー状飲料でしのいでいた。(こっちの方がツラかった。)

 

 

そして現在2018年の暮れ、あれから5年は経った。

 

3針縫った傷跡は、腫れや痛みはないが、あるっちゃ、ある。目立ちはしない。

 

全く気にしていない。私の場合、顔を正面から見た時にちょうど見えない位置に傷跡があるからかもしれない。

若干その部分の皮膚が弱い(薄い)のか、ニキビのようなものがそこを狙って、たまにできる。

 

怪我の位置

アゴの関節の不具合は、少し顔の歪みにつながった。最低限の処置として、夜寝るときはマウスピースをしている。痛みはない。

 

手首の擦過傷はほとんど消えた。

 

一番の変化は心境だ。

怪我をして、ひとりではどうにも出来ないこと。周りの人たちがどれだけ心配してくれたか、それに頼りなさいとも叱られた。

 

これを機に、鈴木セーフティーネットを作った。

「家が自転車で行き来できる範囲の方には、緊急時、時間も何も遠慮することなくヘルプミー電話をする。お互いに。」

そう決めたんだ。

 

そして、この宣言が割とすぐに役立つ。

 

「転んで怪我して、3針縫わなきゃダメだこりゃ!の人に鈴木が遭遇!!あの憧れのフレーズ。決して鏡を見てはいけないよ。を言う立場に昇格!?」

はまた後日お伝えしたい。

 

3針縫った場合のまとめ

  • 夜は慣れた道を通ろう。多少遠回りでも、ひとけがあって明るい道を選ぼう。鈴木は鈴木を信用しない。
  • 服がケチャップまみれで、アゴから両手を外さない人がいたら、訳ありだから道を尋ねないでね。
  • 保険証・手持ちのお金がなくても夜間救急治療は受けられます。その時に支払う意志はしっかり示そう。そして後日、保険証と不足のお金を持って、診療を受け入れてくれたことに対して感謝を伝えよう。
  • 3針縫う怪我なら1~2週間後に抜糸出来る。消毒しないといけないので、しっかり病院の指示は守りましょう。
  • 傷跡をなるべく残さないよう、紫外線ブロックのために、日焼け対策はしよう。
  • 一人暮らしの方は、急な怪我・病気の時に、すぐに連絡の取れる頼れる人を数名用意しよう。
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