suzuki314   東京下町  leathercraft

東京中古一軒家を30代おひとりさまが購入?内見をしての決断はいかに。

アバター
WRITER
 
東京中古一軒家購入







この記事を書いている人 - WRITER -
アバター
東京の下町で、日々革ものづくり。 工業用ミシンで仕立てる革バッグデザイン教室・レザークラフトワークショップをおこなっています。サブカル目線での研究・考察が好き。

 

決断は、購入しない。今はまだ。

 

家を買う。それは人生において一番高い買い物になるかもしれない。

家を買うタイミングは「必要・欲しい」その思いが高まった時がタイミングだと、今でも私はそう思う。
地価相場やローン利率のタイミングでは、自分が中心ではない。

 

箱を探したいわけではない。どう生きるか、生きたいか。それに合わせた箱が必要なだけだった、あの時の私は。

 

これは30代個人事業主の鈴木が、東京の中古一軒家の購入を考え、実際に内見をした話である。

 

賃貸か購入

 

賃貸か購入か。これほど不毛な議論はないと思う。

答えは人それぞれ・その時、その状況。どっちだっていい。購入したけど、やっぱり賃貸に戻ったっていい。

心からそう思う。ただ・・・ひとつ・・・、ずっと一人暮らししているあなた、あなたならきっと理解してしまうよね。

 

この不毛な行為をっ!

 

電卓を準備する
一人暮らし歴×家賃 をメモ
更新料や敷金・礼金/契約や物件探しにかかった時間 をメモ
電卓パチパチパチ、っタンッ!!・・・まじでか~~~

 

イヤ、Don’t think・Feelなのは分かる。分かるけどよ~~~。

・・・つい、定期的に鈴木はしてしまう行為である。

 

こんなことをしてもなお、賃貸か購入か。私の答えはどっちだっていい。

欲しい時に欲しいものが購入できるのなら、それは正解。後に正解が不正解だったと気が付いたのなら、その時はその時。
暮らし方を変える、考え方を変える、対処法はなにかしらあるはず。だって、こんな時代だもん。

 

では、なぜ中古戸建ての購入を考えたの?

 

どっちだっていい。そう言い切る私がなぜ、中古物件の内見までのステップを踏んだのか。

 

それは、事業用物件を探している時、来る日も来る日も断られ、このままでは見つからないのでは?断られる理由が音や振動の問題であるのなら、一軒家があれば誰も文句を言わないのでは?なんとかなる!なんとかしたい!!

どう探す?30代個人事業主が初めての事業用賃貸物件探し【自分の工房が欲しいよ!】はこちらをご覧下さい。

 

都内で価格をググッと下げて探すと、検索結果はごく絞られる。
それに、そのような物件は何かしらのネガティブ要素がある。

・借地権付き

・再建築不可

・心理的な瑕疵(かし)

・築年数

・火災危険度や災害危険度が高い地域

・もしかしてご近所トラブル・・・

・瑕疵担保責任免責

などなど

 

そして一つ気になる物件が目に留まった。話はここから進んでいく。

 

鈴木はもともと不動産ポータルサイトを眺めるのが好きなのと、一軒家やマンション区分購入の本も何冊か読んでいます。知識0だと不動産会社に行っても話ができないので、最低限の部分は学んでおくべきだと思います。

ちなみに競売物件も調べましたが、これは知識をかなり得ておかないと難しいと感じました。いつかまた住宅購入について興味を持った時、勉強したいです。





 

気になる物件

 

大手のポータルサイトで見つけたある一軒家。

お決まりのワードが並ぶ。

借地権付き・再建築不可・築70年(後にちょっとサバ読んでいたことも発覚)・瑕疵担保責任免責・準防火地区

こんなところだ。

その物件の地域は何度か自転車でウロウロしたことがある、程度の認識だが、正直なところあまり良い印象はなかった。なぜなら、テトリスのルールを知らない人が、画面いっぱい好き勝手自由にピースをはめ込んで作ったような町だから。

 

ではなぜ気になったのか。

間取り図で、小さいけれど庭があるんだ。あぁ、「隠れ家的かき氷屋さん」とか面白いかも、、、

(←鈴木さん、まずは手芸教室の安定収入を目指しましょうよ。)

用途地域は準工業・商業。これは私にとって悪くない。

 

私の想像はまるで風船がマックス膨らんで空へ放たれる直前のようだった。

 

 

 

不動産会社へ

 

知人に紹介して頂いた不動産会社と連絡を取り、気になっている物件の内見の依頼をした。

はじめに、この物件は銀行の融資が下りないことを告げられた。
つまり、物件の代金の他に仲介手数料や印紙税など全て現金で用意するしかない。

私の貯金では全然足りない。でもカードローンを使えば・・・ダメなら両親にお願いして・・・
とにかく、お金の事は何とかするので、内見の話を進めてください!そうお願いをした。

 

物件の内見へ

 

さぁ、待ちに待った内見の日。それは1月の寒さが頬に突き刺さる、曇り空の一日だった。

 

不動産会社のT田さんの運転は慣れたものだった。ごちゃごちゃした町並みの間をスイスイと進みながら、私にいろいろ紹介してくれた。

駅・近くの雰囲気が良い商店街・印象的な建物・T田さんが紹介し、上手くリノベされた物件・この町の歴史など。

目当ての物件に対してはワクワクしていたけれど、町に対してはそう思えない自分に気が付いていた。

 

あれ、物件はどこ?

あれ?このへんだけどなー。入口、見当たりませんね。

あっ!ネコちゃん!

T田さん

ネコ、お好きなんですねー!

鈴木

ネコラブ!あっ、ここから入るみたい。完全に私有地を通らせてもらうパターンですね。

T田さん

マジかーーー・・・・

鈴木

その細い路地は奥へ奥へと私たちを運んだ。ちょっと隠れ家すぎやしないかい?ってか、これ、人の出入りでご近所から苦情がくるな・・・

 

 

 

 

 

わぁ!!一軒家~!!!

 

それは期待が膨らむ。もしかすると自分がここの住人になるかもしれないのだから。

んん?庭コンクリかー。気を取り直して、

 

カチャッと鍵を開け、玄関から中へ。うん。間取り図通りに広い。想像していた以上に広い。すごい!すごい!夢が膨らむ!・・・あれ?体が何だかガタガタするぞ・・・・・・

さ、寒い!寒すぎるよ!ねぇ、T田さぁん、ってストッキングつらくないですかーーーかーかーかー

 

つま先立ちを余儀なくされた。

そして、間取り図通りだけど、いろいろとツッコミどころが出て来た。

 

間取り図

こんな感じ。記憶スケッチになってしまうが、ほぼ正確だと思う。

 

1階の8・8・6キッチン・風呂は問題なさそう。

トイレのドア、柱が歪み開けられない。

1階の階段下の謎スペース、謎すぎて怖い。しかも木の板壁が朽ち果ててお外がこんにちは。

2階の6、なぜ階段途中に部屋の入口を作った?奈落方式か。





 

信頼できる不動産会社のプロの意見

 

一番の問題点がはっきり分かった。

トリックハウスのイラスト

 

 

・以前の住人が頼んだであろうリフォーム会社が諦めた(最善策を取ったともいえる)平行四辺形の窓枠。

 

・ベランダから見える、屋根の片側にだけ堆積した落ち葉や砂。

 

・私には分からなかったけれど、外観からでも気づく歪み。そう、つまりひどい傾きだ。

 

 

あぁ、どの世界にもプロはいるが、T田さんは間違いなくプロだ。

 

「ねぇ、鈴木さん。あそこにちょこっと金属の部品みたいなもの、見える?」

「おっ、何だありゃ?」

 

「あれは予想だけど、滑車です。昔は重いものを扱う工場だったと思う。この部屋とこの辺りまでは工場として使っていて、時が経って、ライフスタイルが変わり住まいに直したんだろうね。

この部分以外にもかなりリフォームをしている。鈴木さん、この家を買ったら、一生直し続ける覚悟が必要。一時じゃなく、いつも。かなりの金額と常に工事が入るという精神的な負担がある。

この家を愛さなければ、住むのは難しいかな。それと再建築不可ってことは、地震や火災でこの家が無くなっても、プレハブすら建てられないの。

 

私は鈴木さんにこの家を買って欲しくない。」

 

はい。

私は素直にT田さんに感謝した。

 

 

別にこの家が悪いわけではないし、リフォーム・リノベーションが好きで、資金に余裕がある人なら、一生楽しめる貴重な家かもしれない。寒いのだって床暖房を入れたらヘッチャラかもしれないしね。

 

 

良い経験だった。この中古一軒家を見つけなければ「購入」について強く意識することはなかっただろうし、ワクワクする未来の妄想も少しの間だったけど楽しむことが出来た。ひとまずバイバイ、かき氷屋。

勉強もこれから必要だ。しっかり貯金もしなければ。
楽しみが増えたな。

 

今現在、鈴木は賃貸に住んでいるが、人生なにがどうなるかは分からない。どうなっても自分の意志で動き出せるよう、お金や人の意見に左右されない強い自分になりたい。強くそう願う。

 

 

まとめ

  • 家が必要・欲しい、その時が買い時だと鈴木は考える。その日のために、たくさん勉強しておこう。お金の勉強もね。
  • 借地権・防火地域など単なるネガティブワードと捉えずに、メリットもあるので、やはり勉強をし、現地確認をしよう。自分にとって問題がなければ、それは良い物件に変わるよ。
  • 内見は冷静に判断してくれる人と行こう。
  • 知識があり誠実な不動産会社とやり取りしよう。一生に一度の買い物かもしれない。いいかげんは嫌だな。

 

次も、T田さんが大活躍!!

中古一軒家購入を諦めた鈴木に、何なのこの賃貸物件?
間取り図を見てもわけが分からない。T田さん、とにかく内見したいです!

は、また後日のお話で。

 

不動産会社のイラスト

 

 

最後に

 

知らない人が損をする。それが資本主義のルールのひとつ。シンギュラリティが来るとそんなことも大昔の話になるんだろうなと思いながら、私は今現在を生きています。

 

下記は、不動産投資(中古戸建て)について、とても分かりやすく解説されている動画です。
「投資」というと敬遠される方もいるかと思いますが、購入の場合でも、とても参考になります。「瑕疵」の言葉がピンと来なかった方は一見の価値ありです。

 

 

 

 

 

 

この記事を書いている人 - WRITER -
アバター
東京の下町で、日々革ものづくり。 工業用ミシンで仕立てる革バッグデザイン教室・レザークラフトワークショップをおこなっています。サブカル目線での研究・考察が好き。

- Comments -

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

Copyright© ココロネ革教室 , 2018 All Rights Reserved.